注文住宅での二世帯住宅の割合

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住宅関連注文住宅間取り

二世帯住宅と言う言葉は1980年代の前半に出てきた言葉で、今ではすっかり定着しているほど影響力が強い言葉です。もともと、日本では3世代が住む家が普通でしたが、いつの日か核家族が増えてきました。核家族にすることによるメリットを多く感じる人が多いことも核家族が増えた理由ですし、昔のように家を継ぐという意識が薄れてきていたことも核家族の増大につながったのです。核家族が広まる一方で、新しい家のカタチとして二世帯住宅が注目を浴び始めます。

二世帯住宅は今までのように親の世代と子供の世代が完全に同居するカタチの物もありますが、玄関が一緒で水回りが分離している一部分離型と、玄関から水回りに至るまで完全に同居をしている完全同居型が人気です。二世帯住宅は普通注文住宅で建築します。建売住宅の二世帯住宅と言うものを作っても売れないのでほぼ皆無ですので、ほぼ注文住宅で設計して建築することになります。注文住宅を二世帯住宅にする場合、完全同居がいいか、一部分離型がいいか、完全分離型がいいか迷うところですが、この中で親の世代と子供の世代が割とプライバシーを保つことができるのは完全分離型です。

ただ、この場合家をどのように分割するかが大事になります。1階を親の世代、2階を完全に子供の世代の家にすると、足腰が弱くなった親の世代にとって階段がないことは助かる反面、2階の孫たちの足音などがうるさいなどという理由で問題になることがあります。また、家を縦に分けてそれぞれが1階と2階の半分ずつ所有するタイプは音の問題は上下の音の問題は避けられますが、移動が大変という問題点がありますので、親と子供の世代でそれぞれのメリットとデメリットを考えて設計することが親子の関係を良好に保つ秘訣と言えます。

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