注文住宅といえども建物の安全基準は満たす必要がある

by:

住宅関連注文住宅間取り

注文住宅の件数は、近年ますます増えて行く傾向にあるようです。このことは、住宅会社の建てた既製品の住宅ではなく、自分の望むように設計されて建てられた家に住みたい、と考えている人たちが増えている、ということを意味しているものと言っていいでしょう。これはつまり、洋服でいうならばオーダーメードの服に当たるもので、建売住宅と呼ばれている住宅会社の建てた既製品の住宅は、レディーメードの服に当たる、ということになります。オーダーメードの服というのが、注文主の注文によって作られるものであるために、みな違ったものになっているのと同様に、オーダーメードの住宅である注文住宅も、それぞれがみな違ったものになっているわけです。

しかし、とはいっても、服の場合とは違って住宅というのは人が住むための建物ですから、そこには、建築工学の観点から観た一定の基準というものがあり、特に建物としての安全性を保障するための安全基準というものは、いかに独自の設計を行うとはいっても、守らなければならないものなのです。もしも、独自設計だからといって、この安全基準まで無視したものにしてしまったら、場合によっては、危険建築となって、その結果、建物の倒壊などによって死亡事故すら起きてしまう、といったことにもなりかねないからなのです。従って、独自設計の注文住宅とはいっても、あくまでも、この建築工学上の安全基準は満たした上で、独自設計の住宅を建てる、といったものとなっているわけなのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です